2011年7月14日木曜日

ボルドー右岸のメルロの歴史

18世紀末からボルドー右岸に植えられたメルローは、ボルドーの中で最も新しい品種です。

1955年にはサン・テミリオンの格付が発表されました。

サン・テミリオンは、メドックの格付と異なり、10年に一度、格付けが見直されます。

1977年
以前は、無名だった「シャトー・ペトリュス」がメドックの一級格付ワインよりも高値で取り引きされ始める。

1979年
メルローの代表格であり、ガレージワインの先駆け「シャトー・ル・パン」のファースト・ヴィンテージ。
いまや世界一高価なワインとして知られる「ミッシェル・ロラン」が名声を確立したきっかけのワイン。

1991年
メルロー好きなら一度は飲んでおきたい「シャトー・ヴァランドロー」のファースト・ヴィンテージ。
ミッシェル・ロラン」がコンサルタントを務めることで、短期間で驚くほど高値になっていった「シンデレラワイン

1995年
ル・パンの成功をきっかけに、ポムロールに隣接するサン・テミリオンで高い比率のメルローを使用したワインが急増する。
これらのワインは、少量生産のため、ガレージに置いておけるだけの量から「ガレージ・ワイン」と呼ばれるようになる。

また、「ミッシェル・ロラン」とともに、もう一人忘れてはいけないのが、メルロー好きなら一度は聞いたことがあるであろう「パヴィ」や「マッカン」や「ラ・モンドット」などを造りあげた天才醸造家「ステファン・デュルノンクール」。

その後、これらのメルローを使用した右岸ワインに対し、「ロバート・パーカー」が高得点を連発したことにより、「メルローブーム」が起こりました。
かつてないほどの凝縮感や完熟感を感じた人々が右岸メルローを飲みあさりました。

>>ミッシェルロランとドゥルト社の共同開発「ヌメロ・アン

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